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Love triangle +1
第4章 背徳の戯れ
「それくらいにしとけ。火傷する」
真理愛の腰を自分の方へと引き寄せ、礼音は放って置くとエスカレートするばかりの弟から離す。
「真理愛が怪我したらどうすんだ」
「そんなヘマする訳ないだろ」
「お前は時々加減を知らなくなる。取り返しがつかなくなる前にちゃんとコントロールしろ」
弟の事に関しては誰よりも理解の深い礼音は利音に釘を刺し、冷めたカルビを口に運んだ。
何枚かの肉を網の上に載せていたのだが、隣りで弟が悪ふざけを始め、折角いい具合に焼けたものの誰も手つかず状態となっていた。
高い肉が焦げていく様を黙って眺めている訳にもいかず、とりあえず取り皿に移しておいたのだ。
たかが数分差でこの世に生を受けた兄を、自分より年上などと思った事は一度もない。
見た目も能力もほぼ一緒。
友達あるいはライバルのような感覚で接し、今まで生きてきた。
それでも物事を冷静に判断する能力は自分よりも長けているのは、揺るぎない事実。
たまのアドバイスは的確で、自分を顧みる機会になっていた。
すっかり冷たくなってしまった肉を黙々と片付ける兄の横顔を見ながら、暴走気味だった自分を利音は渋々認めた。
真理愛の腰を自分の方へと引き寄せ、礼音は放って置くとエスカレートするばかりの弟から離す。
「真理愛が怪我したらどうすんだ」
「そんなヘマする訳ないだろ」
「お前は時々加減を知らなくなる。取り返しがつかなくなる前にちゃんとコントロールしろ」
弟の事に関しては誰よりも理解の深い礼音は利音に釘を刺し、冷めたカルビを口に運んだ。
何枚かの肉を網の上に載せていたのだが、隣りで弟が悪ふざけを始め、折角いい具合に焼けたものの誰も手つかず状態となっていた。
高い肉が焦げていく様を黙って眺めている訳にもいかず、とりあえず取り皿に移しておいたのだ。
たかが数分差でこの世に生を受けた兄を、自分より年上などと思った事は一度もない。
見た目も能力もほぼ一緒。
友達あるいはライバルのような感覚で接し、今まで生きてきた。
それでも物事を冷静に判断する能力は自分よりも長けているのは、揺るぎない事実。
たまのアドバイスは的確で、自分を顧みる機会になっていた。
すっかり冷たくなってしまった肉を黙々と片付ける兄の横顔を見ながら、暴走気味だった自分を利音は渋々認めた。

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