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Love triangle +1
第4章 背徳の戯れ
「俺も礼音も、どっちかが選ばれるなら納得出来るし、潔く身を引ける。でももしも俺ら以外の男を本気で選ぼうとしてるなら、話は別だ。真理愛には誰よりも幸せになってもらいたいって思ってるのに、どうでもいいような相手にみすみす渡すつもりはない」

自分達の行いは棚の上に上げ、いつでも好き勝手な事ばかりを言ってくる。
兄弟揃って、ずば抜けた高い能力を持っているのは認める。
一流会社に勤めて、どれだけ経済的に豊かであるのかも。
だけど幸せの尺度なんて、その人によって違う。
あんな事をしてきた彼らに何故それを決められ、いちいち許可を得なければならないのだろう。
そんなのは絶対におかしい。
なのにこの二人は、きっとそれを少しも感じていない。
自分の頬に触れて来た利音の指先の冷たさに、真理愛は思わず肩を竦めた。

「真理愛にカレシの一人や二人がいてもなんとも思わないのは、俺らと比べようがない程度の男ばっかだからだ。真理愛ならもっといくらでもいい奴選べるはずなのに、毎回そこだけはちょっと残念。……まあ、万が一にでも俺らよりもいい男見付けてこられて、結婚とかしたいって言い出された日にはそれはそれで困っちゃうけどね」
──だから、ルイ君で良かった。

利音の双眸が、きゅっと細まった。
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