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Love triangle +1
第4章 背徳の戯れ
「ルイ君は、真理愛を幸せには出来ないよ?」

頬を撫で回されながら利音に言い切られ、真理愛は息を呑む。

「今夜がデートならちょうど良かった。断ってきなよ、プロポーズ」

自分がホテルでシャワーを浴びている間にでも、兄から聞いていたのだろう。
利音が核心を突いてきた。
知っていたにもかかわらず、ホテルは無論、車でも食事中の今も、一言も触れてこなかった。
それをここぞとばかりにさり気なく発せられ、真理愛の頭にかっと血が上る。

「そんな事、利音に決められたくない」

左隣りに座る利音を、真理愛は瞬きもせずに見据える。

「塁るいを悪く言わないで。なんにも知らないくせに」
「知ってるよ?行きたかったお店が満席で仕方なくファミレスに向かったら、偶然鉢合わせた事あったじゃん。ルイ君は大学時代の友達と、丁度食事終えて出て来たところでさ。あの時は焦ったよね。でもちゃんと『昔隣りに住んでた幼馴染』に徹してただろ?『積もる話もあるだろうからゆっくり楽しんで来て』って、なんの疑いもせずにルイ君笑顔で帰って行ったじゃん。俺ら、真理愛とはもうその前に十分楽しんだ後だったんだけどね」

怒りを秘めた真理愛の目にも少しも動じる事なく、利音は嗤った。
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