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Love triangle +1
第1章 礼音
「私とあなたは恋人でも夫婦でもない。こんな風にいつも突然呼び出されるのは迷惑なの。さっきも言ったけど結婚する予定だから、もう――」
「たかが半年付き合った男より、俺の方が余程お前の事を知り尽くしてる」
礼音の言葉は圧倒的な力となり、いつも真理愛を黙らせる。
それでも勇気を絞り、7年前からの終わりのない押し問答を続けるしかない。
「こういうの、金輪際終わりにしたい」
「こういうの?」
「だから!こうしてセックスするだけの関係」
とぼけてみせる礼音に、真理愛の苛々は募る。
無駄だと分かっていてもつい大声が出てしまうくらいには、限界だった。
「性欲処理の為だけに呼び出される、都合のいい女を卒業したいの。7年だよ?そろそろ解放してよ。もう十分楽しんだでしょう?」
自分で言っておきながら、哀しくなってくる。
一体何がどうしてこうなってしまったのか。
彼とは家が隣り同士の、幼い頃からの家族ぐるみの付き合いだった。
優秀な彼は、快くいつも勉強を教えてくれた。
無事志望高校に合格できたのは、自分の努力は勿論だが、彼のお陰でもあった。
優しく頼もしい兄のような存在に、尊敬と感謝の念を抱いてすらいたのに。
「たかが半年付き合った男より、俺の方が余程お前の事を知り尽くしてる」
礼音の言葉は圧倒的な力となり、いつも真理愛を黙らせる。
それでも勇気を絞り、7年前からの終わりのない押し問答を続けるしかない。
「こういうの、金輪際終わりにしたい」
「こういうの?」
「だから!こうしてセックスするだけの関係」
とぼけてみせる礼音に、真理愛の苛々は募る。
無駄だと分かっていてもつい大声が出てしまうくらいには、限界だった。
「性欲処理の為だけに呼び出される、都合のいい女を卒業したいの。7年だよ?そろそろ解放してよ。もう十分楽しんだでしょう?」
自分で言っておきながら、哀しくなってくる。
一体何がどうしてこうなってしまったのか。
彼とは家が隣り同士の、幼い頃からの家族ぐるみの付き合いだった。
優秀な彼は、快くいつも勉強を教えてくれた。
無事志望高校に合格できたのは、自分の努力は勿論だが、彼のお陰でもあった。
優しく頼もしい兄のような存在に、尊敬と感謝の念を抱いてすらいたのに。

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