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Love triangle +1
第5章 塁
苦しさの余り、秘密を全て明かしてしまいたくなる。
でもそれは単なる自己満足。
肩の荷が一時期下りたとしても、すぐに新たな苦悩に襲われる。
本当の事を彼に知らせてしまった深い後悔に。
打ちのめされ、哀しむ彼を見たくない。
いかに温和な彼としても、激高されるに決まってる。
全部自分のせいだけど、彼に侮蔑の眼差しを向けられるのはやはり辛過ぎた。
狡いけど、返事を訊かれるまではいつも通りに過ごしたいと思ってた。
先週の今日で、今夜はまだ返答を求められないと踏んでいた。
少しでも幸せな時を引き延ばしたかった。
でもこういう展開になってしまった以上、決断しなければいけなかった。
「塁に毎朝起こされて、塁が作ってくれた朝ご飯食べて、仕事に行って、お昼は塁の作ってくれたお弁当食べて、帰って来てからは塁の作ってくれた夜ご飯……食べたいな」
きっと大半の人間ならば簡単に叶う、夢。
それがどうして自分はこんなにも遠いのだろう。
泣きたいのは彼の方で、自分にはその資格がない。
言いながら涙が零れそうになるけれど、必死に堪える。
でもそれは単なる自己満足。
肩の荷が一時期下りたとしても、すぐに新たな苦悩に襲われる。
本当の事を彼に知らせてしまった深い後悔に。
打ちのめされ、哀しむ彼を見たくない。
いかに温和な彼としても、激高されるに決まってる。
全部自分のせいだけど、彼に侮蔑の眼差しを向けられるのはやはり辛過ぎた。
狡いけど、返事を訊かれるまではいつも通りに過ごしたいと思ってた。
先週の今日で、今夜はまだ返答を求められないと踏んでいた。
少しでも幸せな時を引き延ばしたかった。
でもこういう展開になってしまった以上、決断しなければいけなかった。
「塁に毎朝起こされて、塁が作ってくれた朝ご飯食べて、仕事に行って、お昼は塁の作ってくれたお弁当食べて、帰って来てからは塁の作ってくれた夜ご飯……食べたいな」
きっと大半の人間ならば簡単に叶う、夢。
それがどうして自分はこんなにも遠いのだろう。
泣きたいのは彼の方で、自分にはその資格がない。
言いながら涙が零れそうになるけれど、必死に堪える。

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