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Love triangle +1
第7章 3つのプロポーズ
「……好条件とか言わないし、普通」

事実は事実としてあるのだが、謙遜といった概念は双子には存在しない。
自分自身を絶賛する性格には、いつも引いてしまう。
間違っても自信満々で恰好いい、とは思えなかった。

「レオと私の考える好条件は違うから、多分一生分かり合えない」

体は許しても、心まで許せる日は来ない。
早々に話を終わりにしたかったのだが、礼音はそれを良しとしなかった。

「お前の考える好条件な男ってどんなだ?」
「そりゃ……大前提として優しい人。乱暴したり、意地悪したり、何かを無理強いしたりしない、私を尊重して穏やかに接してくれる人」
「それから?」
「愛さえあればいいなんてそこまで子供じゃない。だけどきちんと仕事に就いてさえいればいいし、勿論学歴や見た目で好きも嫌いもない。だって」

真理愛は区切り、一呼吸置く。

「どんなに高給取りでも。一流大院卒の高学歴でも。そんなものでその人の人となりを判断出来ないって、私はよく知ってるから」

瞬ぐ事なく礼音を見上げ、真理愛は口にした。
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