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Love triangle +1
第7章 3つのプロポーズ
「いや」

間髪入れない真理愛の返答に、礼音は眉間に皺を寄せた。

「考えもしない内から断るな」
「考えるまでもなく断るに決まってるじゃない。何考えてるの」

またしても間を挟まず、真理愛は応酬する。

「どこをどうしたらそんな発想になるの?今まで散々驚かされてきたけど、今日程びっくりした事ない」
「好きな相手と結婚するのは、世間一般的に極々普通の流れだろ」
「私と塁はね。でもレオとは違う」
「何れそうなる」
「いい加減にして!」

噛み合わない会話に痺れを切らし、真理愛は苛立ちを露わにした。

「私は塁が好きなの。塁と結婚するの。礼音を好きになる事はないし、結婚も絶対ない。あなた達兄弟とどんなに話したって埒が明かないって、よくよく分かった。もうここにいる意味はない。このワンピースも返すし、帰るから体を避けて」

真理愛は無理矢理にでも上体を起こそうとするが、礼音にはまるで聞こえていないかのようだった。
それどころか、より密着するように体を寄せられる。

「責任取れって言ったのはお前の方だろ」
「だからって結婚とか有り得ないでしょ」
「なら。何をしたらお前の溜飲が下がる?俺が死にでもしたら許せるか?」

いきなり物騒な単語が飛び出して、流石の真理愛も虚を突かれる。
面食らった真理愛を、感情の読み取れない礼音の両眼が見下ろしていた。
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