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Love triangle +1
第8章 繋がらない繋がり
「痛くしてない?」
「ん」
「もっと……大丈夫?」
「ん、っ」

優しい彼は、自分だけ良しとは絶対しない。
それどころか自分は後回しに、いつだって必要以上に気遣ってくれる。
一つ何かをする毎に確認し、苦痛を与えていないかを尋ねてくる。
深く愛され、大事にされていると実感する瞬間だった。
そして矛盾するけれど、行為が進めば焦れったく感じ、いちいち訊いてこなくていいから早くもっとと、はしたなくも思ってしまう自分もいた。
双子とは何もかもが違う。
意地悪く耐え難い恥辱を植え付けられる事も。
気が遠くなるような凄まじい快感を連続で与えらえる事も。
朝までくたくたになるまで抱かれる事もない。
だけど彼との営みは確実に、自分に多幸感をもたらす。
兄弟の時とは異なる幸福に包まれる。
愛し合う者同士の触れ合いとは本来こういうものなのだと、彼と付き合ってから初めて知った気がする。
過去の出来事が脳裏に浮かぶ事もなく、ただひたすら彼との情事に耽る。
少しも汚らわしくなく、間違いなくこの世で一番幸せな時間だった。
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