この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
父子の夜
第11章 繋がる赤い糸
雄平が答えないので、大丈夫なのだと都合よく判断した鉄平。更に巨根を押し進めようと力を込めた。
「い…!痛ぁいっ…!父ちゃんっ…父ちゃんっ…!うう……」
雄平はポロポロと涙をこぼし、泣き出してしまう。
(やっぱ、まだ無理か……)
それでも鉄平が体を起こそうとすると雄平は鉄平の腕を掴む。
どうすればいいんだ……
と、鉄平は困ったような表情のまま体を硬直させる。
すると雄平は鉄平の体の下で深呼吸を始めた。自分を落ちつかせようとしているようだ。
それは続行の意思でもある。
そんな健気な姿に、鉄平はギュッと雄平を抱きしめる。
「頑張るんだな?雄平」
「……う…ん…」
雄平は深呼吸を続けながら、足を浮かせた。痛くない角度を探すように動かせるが、なかなか探し出す事ができず雄平はまた泣き出す。
「雄平…焦らなくていいぞ。ゆっくりいこう」
「……うんっ」