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父子の夜
第5章 そして、始まる
「とぅひゃんっ…くるひぃよぉ……」
雄平はプルプル震える小さな手のひらで鉄平の手を強く握った。
初めて、雄平が音をあげた。
雄平が泣き出したのを見て、鉄平はすぐに指を引っ込める。
そして後ろに傾けていた体を起こし、先ほどまで雄平の口腔内に突っ込んでいた指から滴る唾液をペロリ、ペロリと舐め取ったのだ。
雄平の、
『どんな事でも受け入れる』
という気持ちは十分過ぎるくらい伝わっていた。
鉄平は、そんな息子の事が愛しくて堪らなくなる。
「雄平。父ちゃんのチンポ…舐めてみろ」
泣いていた雄平は、鉄平を見上げて大きく頷いた。
そっと陰茎に手を添えて、亀頭に舌を這わせていく。
鉄平の立派な亀頭をぐるりと一周舐める度に、雄平は舌だけでなく顔全体を大きく動かせていた。
初めてで慣れていない上、鉄平のモノがデカ過ぎるため、雄平の目は真剣そのもの、必死だった。
一生懸命舐めている健気な雄平の姿に、鉄平の胸は強く締め付けられた。
主に背徳行為への罪悪感だ。
でも今は罪悪感より快感が勝っている。
妻が死ぬ前から、ずっとヌイていない。雄平の舌が亀頭を3周したところで、溜まりに溜まった精液が、もう暴発寸前だった。