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父子の夜
第11章 繋がる赤い糸
一方、鉄平も雄平が自分のモノになった事に幸せを感じていた。
幸せで…。
幸せ過ぎて……。
興奮も最高潮に達する。
鉄平の舌先が雄平の乳首の周りにぐるぐると円を描き、
ピンッ…ピンッ…
と、弾くように乳首を舐め始めた。
「父ちゃんっ…んあっ…」
雄平の小さな乳首はピンッと真上に向かって硬く勃起していた。優しくて素直な雄平に似合わぬ生意気そうな乳首だ。
そこを執拗に責められる。
一方は舌先と唇で、もう一方は指の腹でこねくり回されて、雄平は快感に全身を震わせ声をあげてしまっていた。
「父ちゃんっ…!とぉちゃ…あん……!!」
ハァッハァッ…と獣のような息遣いを響かせ鉄平も必死で舐め続ける。
(雄平は俺のモノだ……)
二人以外には誰もいない部屋の中でギラギラと周囲に目を光らせる鉄平。その姿は、旨い肉を独り占めする肉食獣のようだ。
鉄平の興奮状態がなかなかおさまらない。
こんな状態で雄平に手を出したら、あの夜の二の舞を踏むのは間違いないのだが……。
遂に我慢できずに、鉄平は立ち上がった。抱き抱えていた雄平を畳の上に降ろすのも乱暴な扱いだった。
「雄平、足開け」