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父子の夜
第11章 繋がる赤い糸
あの夜のようにはならない。
それは雄平の願いでもあり、
鉄平の決意でもある。
「雄平、やるぞ?いいか?」
雄平はゆっくり頷く。
怯えた表情ではあるが、それだけではない。雄平もセックスを待ち望んでいるのだ。
熱り立つ巨根が雄平のアナルに宛てがわれた。その瞬間、雄平の体はビクリと震える。
指やディルドとは全く違うデカさだ。
股を開いたまま、ぶるぶる震えだした雄平の体を包み込むように鉄平が覆い被さる。
「雄平、ゆっくり…深呼吸だ」
至近距離で真っ直ぐ見つめ合う二人。涙で鉄平の表情は見えないが、雄平の耳に届く声はいつもの優しい声だった。
雄平は少しだけ落ちつきを取り戻す。
「父ちゃんに合わせろ。吸って……」
目の前の鉄平が大きく息を吸って大胸筋や腹筋が雄平の体に圧迫感を与える。
その動きに急かされるように雄平も大きく息を吸った。そして、
はぁ~……
と、鉄平が息を吐く。それに続いて雄平も息を吐いた。