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第1章 フレンズ

目が離せないでいるとふいに両足を開かれた。

クロッチをずらし、
直に克巳の指先が触れると、
小さな沼に沈み込むように
指先がナカにずぶずぶと沈んだ。

「あぁっ」

「紗奈…もう、こんなに？」

「や…言わないで…」

顔が真っ赤なのが自分でも分かった。

克巳が触れる場所と同じくらい、
首から上も燃えるように熱い。

呼吸がうまくできなくて、
はあはあ言ってしまう。

ずぶずぶ…

奥まで克巳の指が深く割り入ってくる。

内側はむっくりと充血し、
克巳の指に絡みついているのが自分でも分かった。

「紗奈…ナカすごい、吸い付いてくるみたいだ」

中で指が動く。
わずかな抽挿で体が震えてしまう。

「痛い？」

ふるふると首を振って囁いた。

「気持ち…いの」

じゅぐ、じゅぐ、
ゆっくりと大きく指を抜き差しされるうち、
自分で両腿を押さえて足を開いていることに気が付く。

気づいた瞬間、羞恥心が、壊れて消えた。