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因果応報
第4章 若いオトコ
名古屋出張の翌日、
社長は物凄く機嫌が悪かった。
アタシは素知らぬ顔をして、
松本杏奈を会議室に呼び出して、
「出張の報告」をさせた。
商談は上手くいったようで、
「午前中にお電話を入れて、
大変良いお返事もいただき、
早速、契約書を交わす段取りになりました」と言ってきた。
「あの社長、酒癖、悪かったんじゃない?
帰れたの?」と訊くと、
「確かに…」と言って、
口を閉ざした。
「社長には念の為、
ホテルを押さえておいたけど、
松本さん、どうしたの?」と言って、
ニヤけそうになってしまう。
それなのに、
「ああ。
自腹で宿泊しました」と言うので、
「えっ?」と声が出てしまう。
「出張の宿泊規定内で泊まれる処は空きがなかったので。
でも、お陰様で素敵なお部屋に宿泊出来ました」と笑って、
「それでは、契約書はメールで本日中に回覧しますので、
ご確認をお願いします」と言うと、
部屋から出て行ってしまった。
自腹って?
考えながら屋上に上がって一服しようとしたら、
珍しく社長が煙草を吸っていた。
社長は物凄く機嫌が悪かった。
アタシは素知らぬ顔をして、
松本杏奈を会議室に呼び出して、
「出張の報告」をさせた。
商談は上手くいったようで、
「午前中にお電話を入れて、
大変良いお返事もいただき、
早速、契約書を交わす段取りになりました」と言ってきた。
「あの社長、酒癖、悪かったんじゃない?
帰れたの?」と訊くと、
「確かに…」と言って、
口を閉ざした。
「社長には念の為、
ホテルを押さえておいたけど、
松本さん、どうしたの?」と言って、
ニヤけそうになってしまう。
それなのに、
「ああ。
自腹で宿泊しました」と言うので、
「えっ?」と声が出てしまう。
「出張の宿泊規定内で泊まれる処は空きがなかったので。
でも、お陰様で素敵なお部屋に宿泊出来ました」と笑って、
「それでは、契約書はメールで本日中に回覧しますので、
ご確認をお願いします」と言うと、
部屋から出て行ってしまった。
自腹って?
考えながら屋上に上がって一服しようとしたら、
珍しく社長が煙草を吸っていた。

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