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Call Girl
第2章 Call 2
(1)歌舞伎町
今夜、佳穂は新宿歌舞伎町のドン・キホーテの前にいた。
店の前は大勢の人でごった返している。
どこからこんなに沢山の人が湧いて出てくるのだろう。
と、思いながら今日のお客を待っていた。
今日の客は黒崎敏明35歳。独身である。
佳穂を指名してきたのだ。
この黒崎も藤堂がちゃんと選んでくれた相手だった。
だから、何の心配も必要はなかった。
時刻は夜の7時を過ぎていた。
黒崎はなかなか姿を現さなかった。
佳穂は待ち合わせ場所を間違えたのではないか。
そう思い始めていた。
その時だった。
肩を後ろからポンポンと叩かれたのだ。
振り返ってみると浅黒くてキュっと引き締まった顔をした男性と目が合った。
「佳穂さん?」
「はい、クラブプリマヴェーラの佳穂です」
「俺、黒崎。よろしくな」
「はい」
そう言うと佳穂は微笑んだ。
「佳穂さん、飯食いにいかないか?」
「はい、ご一緒しますが」
今夜、佳穂は新宿歌舞伎町のドン・キホーテの前にいた。
店の前は大勢の人でごった返している。
どこからこんなに沢山の人が湧いて出てくるのだろう。
と、思いながら今日のお客を待っていた。
今日の客は黒崎敏明35歳。独身である。
佳穂を指名してきたのだ。
この黒崎も藤堂がちゃんと選んでくれた相手だった。
だから、何の心配も必要はなかった。
時刻は夜の7時を過ぎていた。
黒崎はなかなか姿を現さなかった。
佳穂は待ち合わせ場所を間違えたのではないか。
そう思い始めていた。
その時だった。
肩を後ろからポンポンと叩かれたのだ。
振り返ってみると浅黒くてキュっと引き締まった顔をした男性と目が合った。
「佳穂さん?」
「はい、クラブプリマヴェーラの佳穂です」
「俺、黒崎。よろしくな」
「はい」
そう言うと佳穂は微笑んだ。
「佳穂さん、飯食いにいかないか?」
「はい、ご一緒しますが」