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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ
第3章 カタログNO 2 呼びたい男と呼ばない女 後編
確か ここって2年前くらいに
出来たばっかりのホテルだから

外観からして 新しいホテルです
って感じでピカピカだし

「立地も良いから、
夜景、部屋からも見れるよ?」

「ずっと、夜景見てる気がします」

「んー?そう?でも、
一緒に見たいって思ったからさ。
あいりと、日高山の夜景を。
ふたりっきりで観たいな~って」

グイっと宇梶の服の裾を
あいりが引っ張って

「圭吾さん…、
そのっ、サービス…良すぎです…よ?」

「そ?でも、当然じゃね?
行くでしょ?ね、中、入ろ?」

そう言って こちらに手を差し出されて
その差し出された大きな手を取った

チェックインを済ませて
部屋に入ると 少し広めの
ダブルルームで

大きなベットの奥に
カーテンが開かれている
大きな窓がある

その窓の奥には
100万ドルの夜景が広がっていた

「ど?気に入って頂けた?お姫様」

「誕生日でも、何でもない日ですよ?」

サービスが良すぎるのではと
そう若干不満気に言われるが

「でも、特別な日でしょ?
あいりが。俺の、彼女になって
くれたんだからさ。特別な日じゃん?」

悪いが 今まで付き合う事になった

記念だよって こんなサービスを

受けた記憶は生憎私にはないし

そんな友人の話も聞いた事がないけど

「特別…?」

「そ、特別。だって俺、
今まで誰かと、付き合ったりした事ねぇし。
特別じゃね?そうしてもいいなって
思ったのもさ、あいりだけだし?」

それは 特別…なんだよ…な

彼にとって 特別

「だって、今まではさ…ぁ?
そうしたいも、そうなりたいも
そうして欲しいも、言えなかった訳よ?」


付き合いたいも

恋人同士になりたいも

彼女になって欲しい…も?


大勢の中の一人の私と

大勢としか付き合えない

特定の相手を持たない彼とでは


「私だって、どうしてなのか…って
ずっと、聞けませんでしたし、
聞いていいのかすらも、わからなくて…ッ」


彼のその 執着に似た

行動を 問う事すらも許されずに

離れたい 離れられない

惹かれちゃいけない ダメだって

そう思う程に…惹かれて行って

離れる事も 出来ずに


それを問う事も出来ないままで


でも 許されているのなら


「…っ、圭吾…さんッ、あのっ、
いいんです…か?その、言っても?」

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