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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ
第9章 カタログ NO 7 たまにはこんなデートでも
電話越しにお互いにひとりでしあっ…たり

とかも した事はあるんだけど

「可愛いクジラだろ?」

そう言ってコードに繋がったままの
クジラのオモチャを律が
ゆりかの手の上に乗せて来て

大人のオモチャと言う割には
かなりコンパクトで小さくてコロンとした
フォルムをしたクジラを見つめる

「クジラにお目目ついてる」

「これは初心者向けの、抵抗ねぇだろ?」

そう言いながらスマートフォンを操作して
説明書についていたQRコードを
読み取るとアプリをダウンロードしている様だった

今日は土曜日で 金曜日の仕事の帰りに
石黒さんのアパートに金土と泊まって
日曜の夜に家に帰ると言う
週末を一緒に過ごすのが定番になって居て

所謂 週末同棲をしている

春になったらお互いの両親に挨拶をして
本格的に同棲を始めようかと
そんな話をしているから
今はお試し期間の様な感じだろうか

週末はゆっくり石黒さんとの時間が過ごせるから

私はこの週末限定の同棲生活は気に入ってる

「あっちの掃除機、掛けて来ますね?」

「あーい」

石黒さんは割と料理するのが好きだから
元々独り暮らししてる時から自炊だったみたいで
正直実家暮らしの私よりお料理上手だ

あっちはご飯の支度をしてるから
今はあっちの掃除機は掛けられないから
ゆりかは寝室の掃除機を掛けた

「なぁ、ゆりか。
引っ越し、しねぇか?
一緒に同棲するってなったら、
ここじゃねぇ方が良くねぇか?」

朝食を済ませたら 一緒に物件を
不動産屋に見に行くかと提案されたが
今から春から同棲する物件を見るのは
気が早い気がするけど

「えっ、でも、まだ11月ですよ?」

「ん?早すぎるとでも言いてぇのかよ?
んなこたぁねぇよ。今で良い位だしな」

春は転居のシーズンだから
いい物件は無くなりがちになるから
1~3月になる前の方がいい物件があると
石黒さんに言われて

朝食を済ませたら一緒に
春から同棲する物件を見に行った

割と新しい物件で 
春に退去予定の物件があって
見学をしたのは
同じ物件の契約済みの方だったが
反転の間取りの物件で 
3月には入居が出来ると
不動産屋さんからオススメしてくれた
2LDKの物件がいいねって話になって
その物件にするかと話が纏まった

「素敵なお部屋でしたね、収納も多くて」
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