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S-Horror
第4章 輪廻
男が警官に引き剥がされる瞬間、血飛沫が舞った。
男も犯される女も、駆け寄った警官にまで血の雨が降り注いだ。
緑のラシャは一面真っ赤に染まっていく。
男は天を仰ぐように反り返り、自らの首をナイフで掻き斬り…
そして絶頂していった。

「ぃやぁぁぁっ……」

女は絶叫と共に子宮奥で男の射精を受け止めていった。





2024年11月某日。

「おぎゃぁ…おぎゃぁっ……」

「おめでとうございます…元気な男の子ですよ…」

私はあの街から離れた。
殺人鬼に犯された女など恋人も愛してくれるはずもなかった。
そして人知れず男の子を生んだ。

血飛沫舞う中、あの男に見据えられ悲鳴と共に私は絶頂していた。
なぜだかこの子を生まない選択肢が私にはなかった。

看護師さんが生まれたばかりの我が子を見せてくれる。
私は愛おしそうに抱いた。

「会いたかったよ……」

俺は汗だくの女の満ち足りた顔を眺めていた。

【ようやく出てこれたのか…まぁ、うまくいったようだな…】

前世は引きこもりの、正直頭の回転も悪かった。
今度はもう少し快活に育ちたいものだ。

とはいえ、性癖は変えられそうにない。
先ずはこの女から…。

犯せるようになるまではこの母のおっぱいだけで我慢しておくとしよう。

俺は小さな手を目一杯拡げて女の乳房に手を伸ばした。





切り裂きジャックは娼婦から生まれ、愛を知らずに育った。

まぁ…そんな前世も中にあったかな…。







~END~










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