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Squall(スコール)〜ボクっ娘は雨に濡れて拾われる
第11章 雨女を抱く

「はい? えっ?!」
「なんだ。文句でもあるのか? 寒いか?」
スミカは首を振った。
「寒くないです。そうじゃなくて、ユキヤさんてエッチですよね」
「あん?」
「ケダモノだし」
「悪いか?」
聞かれてまた首を振った。ボーイッシュなショートヘアーが揺れる。
「いいえ、です。ボクは……」
「女がボクなんて言うんじゃ……まあいいか。おまえらしくて……かわいいから」
「……はい」
かわいいと何度も褒められ、ちょっぴり嬉しいスミカだった。たとえ彼がスミカの身体が目当てでも、セックスをしたいだけだとしても。
♢
そして今、居間へ戻ってくつろぎながら、彼はスミカへ、自分の仕事について語ろうとしているところである。
雨は上がっていた。雷も去ったようだ。窓からの明るい日差しが部屋の床に模様を描いている。
「おまえ、レディースコミックは読まねえか?」
「エッチなやつですよね」
「そうだ」
「たまに読みますよ」
「そのコミックの原作を書いているんだよ」
「誰がですか?」
「俺に決まってんだろうが」
「ふうん」
「なんだ。文句でもあるのか? 寒いか?」
スミカは首を振った。
「寒くないです。そうじゃなくて、ユキヤさんてエッチですよね」
「あん?」
「ケダモノだし」
「悪いか?」
聞かれてまた首を振った。ボーイッシュなショートヘアーが揺れる。
「いいえ、です。ボクは……」
「女がボクなんて言うんじゃ……まあいいか。おまえらしくて……かわいいから」
「……はい」
かわいいと何度も褒められ、ちょっぴり嬉しいスミカだった。たとえ彼がスミカの身体が目当てでも、セックスをしたいだけだとしても。
♢
そして今、居間へ戻ってくつろぎながら、彼はスミカへ、自分の仕事について語ろうとしているところである。
雨は上がっていた。雷も去ったようだ。窓からの明るい日差しが部屋の床に模様を描いている。
「おまえ、レディースコミックは読まねえか?」
「エッチなやつですよね」
「そうだ」
「たまに読みますよ」
「そのコミックの原作を書いているんだよ」
「誰がですか?」
「俺に決まってんだろうが」
「ふうん」

