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低気圧ガール
第1章 低気圧ガール

サイドテーブルにあったティッシュで、
自分が撒き散らかした液体を拭いていく。
ついでに彼女の濡れたワレメの辺りも拭こうとして、
ギョッとして手が止まる。
えっ?
なんか、出血してる?
「ねえ、まさか、初めてだったの?」
彼女は頷く。
「ごめん。
てっきり…」と慌てるけど、
「別に良いよ。
頭痛が少し、和らいだから」と言うと、
足元でクシャクシャになった布団を引っ張りあげて、
包まるようになる。
さっきまでエラク妖艶に見えてたのに、
なんだか急にあどけない顔をする。
僕はそっと首の下に腕を差し込んで、
「本当にごめん。
その…。
経験してると思ってたから。
もっと優しくするべきだった」と言うと、
「じゃあ、雨の日は、
いつもこうやって、
セックスしてくれる?」と笑う。
「頭、痛いし、
イライラするし、何もかも面倒で。
雨の日だけで良いから、
私を女王様みたいに甘やかして、
してって言ったら何でもしてくれる?」
「雨の日だけ?」
「そう。
雨の日だけ」
「良いよ」と言うと、
彼女は天使みたいな顔で笑うと、
「じゃあ、もう一度、抱いて?
今度はゆっくり、優しくして?
ラベルのボレロみたいに何度もゆっくり。
それで、最後に思いっきり、壊れちゃうくらいにして?」と囁く。
勿論。
僕は君の忠犬か、奴隷だよ?
頭痛が吹き飛ぶくらい、
雨が遠去かるまで、
何度でもしてあげる。
自分が撒き散らかした液体を拭いていく。
ついでに彼女の濡れたワレメの辺りも拭こうとして、
ギョッとして手が止まる。
えっ?
なんか、出血してる?
「ねえ、まさか、初めてだったの?」
彼女は頷く。
「ごめん。
てっきり…」と慌てるけど、
「別に良いよ。
頭痛が少し、和らいだから」と言うと、
足元でクシャクシャになった布団を引っ張りあげて、
包まるようになる。
さっきまでエラク妖艶に見えてたのに、
なんだか急にあどけない顔をする。
僕はそっと首の下に腕を差し込んで、
「本当にごめん。
その…。
経験してると思ってたから。
もっと優しくするべきだった」と言うと、
「じゃあ、雨の日は、
いつもこうやって、
セックスしてくれる?」と笑う。
「頭、痛いし、
イライラするし、何もかも面倒で。
雨の日だけで良いから、
私を女王様みたいに甘やかして、
してって言ったら何でもしてくれる?」
「雨の日だけ?」
「そう。
雨の日だけ」
「良いよ」と言うと、
彼女は天使みたいな顔で笑うと、
「じゃあ、もう一度、抱いて?
今度はゆっくり、優しくして?
ラベルのボレロみたいに何度もゆっくり。
それで、最後に思いっきり、壊れちゃうくらいにして?」と囁く。
勿論。
僕は君の忠犬か、奴隷だよ?
頭痛が吹き飛ぶくらい、
雨が遠去かるまで、
何度でもしてあげる。

