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ex-girlfriend
第6章 彼女との結婚〜家族になる
そんなわけで、その日、僕の両親と彼女と四人で役所に行って入籍した。

用紙を母親が取って来てくれてたから、
ダイニングテーブルでゆっくり記入して、
それを持参して、結構呆気なく受理された。


なにしろ二回目だし。


そして、その足で、近くの写真館にも行った。


僕が産まれた時や七五三、入園卒園に、
入学卒業の時にも行ったトコで、
なんだか、店主はすっかりお爺さんになっていた。


彼女は珍しそうに店内を見回して、
壁に飾ってあった小さな写真から、
僕の七五三の時のヤツを見つけてクスクス笑っていた。




その後、病院の前で車から降ろして貰って、
診察を受けて、
確かに妊娠していると言われた。

まもなく五ヶ月目に入る処と言われて、
海外に居て、初めての診察になってしまったと伝えると、

「次も帝王切開になるから、
次回からは二週間に一度は来て頂きますよ?」と言われて、
悪戯を見つかったコドモみたいな顔をする彼女を観て、
笑ってしまった。


そして、家に帰る前に、
ブレスレットを買った店に行って、
結婚指輪を二人で選んだ。


ダイヤモンドのついた婚約指輪も買いたかったけど、

「もう入籍したから要らない」とキッパリ言われてしまう。


「石が付いてると、
赤ちゃんを抱っこした時に当たったりして、
傷をつけちゃうといけないし」


彼女はもう、
なんだかお母さんみたいな顔をしていた。


それで、ダイヤモンドが埋め込まれているデザインの指輪を選んで、
それを結婚指輪にすることにした。

僕のは石がないヤツ。


機械掘りなら、空いているし、すぐに出来ると言われて、
二人のイニシャルと入籍日を刻んで貰った。



これでめでたく、僕と彼女は結婚した。

彼女は、元カノから僕の奥さんになってくれた。
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