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第7章 元カノはもう居ない

ようやく息が整ってきたなと思っていたら、
彼女がギュッと僕を抱き締めてキスをしてくれるから、
またちょっと興奮してきてしまって、
僕も彼女にキスの雨を降らせてしまう。


そんな僕を優しいキスと微笑みで止めて、
彼女はゆっくり起き上がると、

「そろそろ温泉に入ってみる？
お酒、少し抜けたかしら？」と言った。


優雅に浴衣を羽織って先に室内のベランダエリアに出てしまう。


僕は一瞬ポカンとした間抜けな顔をした後、
ヤレヤレと思って笑ってしまってから浴衣を拾って彼女を追い掛けるようにベランダエリアに出た。


お湯でゆっくりと身体を洗い流してから彼女は先に温泉に浸かってしまうので、
僕も少し慌てて身体を洗って温泉に入った。


身体が大きい僕がお湯に入ると、
大きく水面が動いてしまって、
彼女がそれに呑まれそうになるから、
慌てて彼女を抱き起こす。


彼女はクスクス笑って、
フワリと僕に包まれるように膝に乗っかってくれて、
そっと頬にキスを落とした。