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ex-girlfriend
第1章 僕の誕生日
SNSに、今日、誕生日のヒトっていうのが表示されると、
どうでもいいヤツがウォールに「おめでとう」と書き込みするのが面倒くさいから、
誕生日の表示を辞めてから数年になるけど、
毎年、誕生日の朝、
彼女がメッセンジャーで、
「誕生日、おめでとう」と言ってくれる。
「今度、ご飯でもどう?」
「たまには会いたいな」
「年内に一度くらい、飲みに行かない?」
僕はその都度、
軽い返信をしてみるけど、
それに対して返事が来たことは殆どなかった。
なにしろ、
元カノ。
いや、元カノですらないのかもしれない。
ちょっと、腐れ縁なボーイフレンドとしか思われてないだろう。
それが僕。
どうでもいいヤツがウォールに「おめでとう」と書き込みするのが面倒くさいから、
誕生日の表示を辞めてから数年になるけど、
毎年、誕生日の朝、
彼女がメッセンジャーで、
「誕生日、おめでとう」と言ってくれる。
「今度、ご飯でもどう?」
「たまには会いたいな」
「年内に一度くらい、飲みに行かない?」
僕はその都度、
軽い返信をしてみるけど、
それに対して返事が来たことは殆どなかった。
なにしろ、
元カノ。
いや、元カノですらないのかもしれない。
ちょっと、腐れ縁なボーイフレンドとしか思われてないだろう。
それが僕。