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ex-girlfriend
第3章 僕の結婚
折角、彼女とファーストキスをしたというのに、
なんだか姉貴に水をさされた感じで、
その後、うまいこと彼女と付き合うことにはならなくて、
そのまま、仲が良い友達って感じになってしまった。



高二に上がる時、僕は理系に進んで、
彼女は文系に行くものと思っていたら、
まさかの理系に進んだ。

それでも、クラスは別々で、
むさ苦しい野郎ばかりの理系クラスに彼女が居ると思うと心配で仕方ないくせに、
かといって、付き合おうとかも言えないままでいた。


部活をやった後、せいぜい偶然を装って待ち伏せして、
一緒に帰るくらいだったけど、
勿論、偶然ではないし、
さりげなく、付き合ってる感を周りに振り撒いて、
牽制することくらいしか出来なかった。



彼女に告白しようとしていたり、
実際に告白するようなオトコが居たら、
わざとそいつの前で彼女と手を繋いで歩いたりした。

荷物は持ってあげるし、
なんなら抱き寄せてハグすることさえあった。



彼女はその度に、
クスクス笑っていた。


「付き纏われるの面倒だから、ちょうど良いわ?」と言って、

「頬にならキスしても良いよ」と笑ってた。


僕は、頬や額にキスをして、
なんなら、ちょこんとした鼻の頭にもキスしたりしたけど、
なかなか、唇にキスをすることは出来なかった。



何しろ、
姉貴が何処からともなく出て来て、
コンドームの箱を投げ付けて来そうだったから。

あれは、トラウマだよ。


そうやって、ゆるゆるとした高校時代が終わって、
二人、違う大学に入った。



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