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ex-girlfriend
第3章 僕の結婚
大学なんて、東京にたくさんあるっていうのに、
彼女は京都に行ってしまった。


「週末とかに、お茶室とか、神戸の洋館とか、
観に行けるし」という志望動機を口にしながら京大に行くのは、
流石としか言いようがなかった。


僕は、同じ大学か、それより上と言われるような大学にと思っていたのに、
結局落ちてしまって、
ミヤコノセイホクな大学に落ち着いた。


だから、長期の休み以外は、殆ど彼女に会えないままの大学生活になった。



それでも、夏休みや春休みだけは連絡が来て、
会ってデートらしきことをした。


バイクの後ろに乗せて、
海に行って、
塩っぱくてジャリジャリするなと思いながらキスをしたり、
車で長野あたりまで行って、
星を観ながらイチャイチャしようとして、蚊にさされたり。


短い春休みには、花を求めてドライブにも行った。
ゴールデンウィークの薔薇園っていうもの定番だった。


冬休みは試験勉強があるのか、
帰省も短めで、
殆ど会えなかった。


クリスマスソングを毎回、淋しい気持ちでやり過ごしていた僕の方が、
ちょっと女々しかったような気もした。




キス以上のことはなかなか出来ないまま、
大学2年の冬休みの成人式を迎えたけど、
試験があるとか言って、彼女はやっぱり帰省しなかった。


1ヶ月遅れでこっちに戻った彼女と、
「二人で成人式、しようよ」と、
今から思うと赤面したくなるようなことを言って、
ラブホに連れて行って、
もう一度、やり直したくなるような一夜を過ごしたのは、
いまだに後悔してる。
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