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第6章 彼女との結婚〜家族になる

洗面所で身体を拭いてあげてて、
「あれっ？」と若干の違和感を覚えた。

それが何かは、
その時はまだ、判らなかった。


そのままベッドに潜り込んで抱き締めあってキスをしていると、
そんな違和感はすっかり消し飛んでしまって、
彼女の甘い香りや柔らかくてすべすべな肌や艶めく声に夢中になってしまう。



大変なことばかりで、
そんな中、異国で独りで頑張ってきた彼女を、
精一杯、優しく愛したいと思いながらも、
ついつい、もっと甘くて淫らな声を上げさせたくて頑張ってしまう。

っていうより、僕の方が乱されて翻弄されているのかもしれない。


久し振りってこともあって、
全然もたなくて、
呆気なく射精してしまって、
不甲斐無さで照れ臭くなってしまう僕を、
彼女は抱き締めてくれて、

「凄く気持ち良くて、
死にそうになっちゃった」と囁いてくれる。


すぐにもう一回と思ったけど、
彼女は、

「ねえ、ギュッとして？
キス、いっぱいして？
会えてなかった分も…」と言うので、
僕は心を込めてたくさんキスをする。


「このまま、ちょっとだけ眠っても良い？
なんだか、凄く眠たくって…」と言う彼女を抱き締めながら、

「起きた時に居なくならないでね？
起きたらまた、キスの続きをしようね？」と言うと、
彼女は優しく頬にキスをして微笑んだ。