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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第8章 バレンタインナイト……*
そう言えば…イっていいか?って
許可は貰ったけど
どこで出すのか…聞かなかった…な
「じゃあさ…、ののかは…さ。
まだ…俺に…中出し…されたい
気分の…まんま?気、変わったりしてない?」
「なっ、そんなの…言わなっ…い、
いや、言えな…いし…、言わないッ」
4度目のバレンタインデーは…
「ののかが、俺に中出し
されたいって言うならするよ?
世の中には、逆チョコとか言うのも
あるじゃん?俺からののかにさ、
プレゼントするのも、アリじゃない?」
透真から何かを贈ると言われて
ののかは首を傾げた
「透真、プレゼントって?」
「うーんとねぇ、今だと
11月頃になると思うよ?
単純計算だから、多少の誤差は
あるかもだけどさ。個人差もあるし」
今日頼んで 届くのが11月?
随分と時間が掛かるんだなぁと
そう思ってから
「まぁ、多少の前後があるけど
来年のバレンタインに、お届けが
ご希望だったら、5月の末頃かなぁ~」
透真のその口ぶりに
その贈り物が何かを悟って
「そんなのは、自然の成り行き
みたいな部分もあるし。
それこそ、授かりものでしょう?
狙ったタイミングでそうなったり
そうそうには、出来ないんじゃないの?」
そうは思いつつも ついつい
来年のバレンタインを想像してしまう
5月の末の辺り…か
その辺りから 妊活を始めるのも
ちょっと悪くないと
そう思ってしまったののかであった
4度目のバレンタインデーは…
5度目のバレンタインデーに
今から期待したくなるような
そんな バレンタインデーだった
そんな…私と透真の…
4度目のバレンタイン…なのでした