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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第10章 3月11日の話
ダチョウのフェンスのある隣に
馬の居るエリアがあって
引馬に乗れるみたいだったから
馬に乗れるって言うのはあってたけど

「ののか、あれあれ、あれ見てよ」

後ろからトントンと透真が
ののかの肩を叩いて来て
透真が指さしている方を見ると

「って、あれ。馬車?」

「乗ってみる?丁度あそこが
停留所みたいけど、乗ろうよ、馬車」

園内に幾つかある停留所を
無料で運行してる汽車みたいな車と
馬車が交互にあるらしく

透真に腕を引かれて
どこに向かうのか分からない
馬車に2人で乗り込んだ

「馬車なんて、俺初めて乗ったかも」

上がフルオープンの馬車なので
風で乱れた髪をののかが押さえて居て

「風は気持ちいいんだけどさ、
頭が風で、ボッサボサに
さっきからなってるんだけど?」

透真は最初から最後まで
嬉しそうにしながら乗ってたけど
こっちはずっと頭を押さえるのに
必死になってて終わった気がする

馬車が次の停留所に到着したので
透真と一緒に馬車を降りた

着いた場所は 

小高い緩やかな丘になった
大きな芝生広場で 子供がフリスビーや
バドミントンやシャボン玉等
それぞれに思い思いの遊びをしていて

それらの道具のアイスクリームやらを
売っている出店で売られている様だった

折り畳みのテントもいつくか
隅の方の木陰に立って居て

ここで陣取ってる家族連れは
開園から閉園までここで遊ぶんだろうなぁと
並んでいるテントを見ながら考えて居ると

人がある方へ向かって
ぞろぞろと流れているのが見えて

園内放送でバードショーがあると言う
アナウンスがあって

グループごとに適度に間隔を取った
座席の用意された 屋外ステージで
もう5分程したらバードショーがあるらしく

「バードショーすぐそこだしさ、
時間もあるし、観て行く?」

「うん、時間つぶしにはいいかも」

ぞろぞろと屋外ステージへの流れに
合流して 歩くと
空いていた適当な座席に
透真とののかも腰を降ろした

バードショーと言うのに
目の前のステージには

大きなオウムが1羽居るだけで

3人の皮の手袋をしたスタッフが
ニコニコと笑顔で小さなゲストに
手を振って挨拶をしていた

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