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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第10章 3月11日の話
グイっと透真の顎の下に
自分の手を入れて引き剥がすと

「透真のバカッ、やり過ぎっ。
いちご食べたいからに決まってるでしょ?
もう、程度って物があるでしょ?」

お遊びが過ぎると
彼女は大層 機嫌を悪くして

ぶつぶつと俺への不満を
誰も周囲に居ないからか
垂れ流しながらも

黙々といちごを食べて居て

「ののか。ののかはさぁ。
俺といちごとだったらさ、
どっちが好きな訳?」

自分と比較する引き合いにするのが
いちごなのも釈然としないが…

「え?いちごに決まってるじゃん。
だって、いちご美味しいし」

そうキッパリと言い切られてしまって
そう来そうだとは 思ってたけど
正直に心を抉られるんだけど凹むし

「ののか、ちょっとそれ、酷くない?
俺が可哀想過ぎると思うんだけど?
そこまでいちごがいいならさ、
いちごと結婚したら良かったんだよ」

「いちごとは、結婚出来ないってば。
ねぇ、透真。…そりゃ、いちごあんまり
好きじゃないのに、いちご狩りに
一緒に来て貰ってさ、悪いと思ってるよ。
私の事、考えてくれてさ。ここだって
無理を言って予約してくれたんでしょ?
だからね、感謝はしてるんだよ。
嬉しかった…し…ね?」

ののかが恥ずかしそうにしながら
透真から視線を逸らせて
それから 潤んだ目をしてこちらを見て来て

「だからね?私は…、そのぉ…」

「ちょっと、待ってってののか。
それは、ダメだってば。
今、このタイミングでデレて来るとか
どうなっても、俺、知らないからね?」

「いちごじゃなくって、透真のね。
お嫁さんにね、なれてさ。
その…、嬉しいって、思ってるし、
幸せ…だなぁって、感じてる…んだよ?
透真がいいよ。いちごじゃなくって
透真が、いいんだよ…私は…その
透真じゃ…なきゃ…ダメだもん…ッ」

そこまで言って 顔を上げさせられて

透真と目が合って 

その目を見てしまったって思ったけど

その時にはもう遅くて

立てなくなる位に 
激しいキスを透真にされてしまって

「んっ、んむっ、…ん゛ン――んんっ」

そのまま へたり込みそうになって
しまったのを透真に支えられると

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