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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第4章 2月13日の午後の話

このエリアには
見どころが凝縮していて

和都比売神社(いわつひめじんじゃ)
それから今私たちが散策してるきらきら坂
日帰り入浴も出来る温泉に
海沿いの遊歩道には”大名名残の松”があって
大石内蔵助が赤穂を去る時に
何度も見返していた松だと言われている松もある

畳岩と言う岩もあって
干潮時には畳岩まで歩いて渡る事が出来る

海が見える特等席に
一望の席と言うベンチがあって
これは恋人の聖地に認定されている

「ののか、座る?空いてるよ?」

「まぁ、ちょっと…
休憩がてらに座っても良いけどさ…」

余り目だない感じなので
見落とされがちなベンチだったので
透真と一緒に並んで座って
そのベンチから海を眺める

「寒くない?」

「寒いに決まってるでしょ?
今、何月だと思ってるの?2月だよ?」

透真に身体を引き寄せられてしまって
一緒に夕日が沈む海を眺めた
今のこの時期だし日が沈む時間も早い

「さて、ののかと
赤穂のサンセットも眺めた事だし、
ちょっと早いけどさホテルに移動しちゃう?」

「え?夕飯…はどうするの?」

「まぁ、良いから良いから…行こう」

透真がそう言って来て
どこかで適当に済ませてから
ホテルに行くのかと思ってたのに
このままホテルに直行すると言って来て

自分達が来た道を戻って
車を置いている駐車場まで戻ると

赤穂市から隣のたつの市へと車を走らせた

とは言っても赤穂からたつの市までは
車で20分も走れば到着する

「でも、県内だけど赤穂まで来たら
ちょっとした旅行気分だね」

「そうそう、ラブホテル行くならさ
もっと近くでもあるけどさ。
ちょっと車で走った方がさ、
旅行してる気分になるでしょ?」

「ううん。なんかこんな感じ
凄い、久しぶり…だなぁって。
赤穂を、ちょっと観光してたら
本当に旅行みたいな気分だなぁって。
透真、ありがとうね。今日。
私も、ホテルには行きたいって
思ってたけど、近くのラブホテルで
部屋のグレードだけ上げればいいや~って
そんな感じに、適当に考えてたから」

「まぁ、そんな風に考え方その物が
変わちゃったのも、元はと言えば
コロナのせい…なんだろうけどね」

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