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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第7章 2月14日の話
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2月12日 AM2:40
に気が付いたらなっていた

結局あの後 ちょっと
気を失ってしまってたらしくて

その後 もう一度して
そのまま眠ってしまっていた様だ

喉…乾いたな…お水飲みたいな…

もぞもぞとベッドの中で
ののかが身じろいで
透真を起こさない様に
そっとベッドを抜け出そうとしていた時

「どうしたの?ののか」

そう自分の後ろから
寝てたはずの透真の声がして来て

「ごめん、透真。
起こさない様にって、
気を付けたんだけど、起こしちゃった?」

ののかがそう透真に謝りながら
透真の方に視線を向けると

透真はベットの上で
寝転がったままで頬杖をついて居て

ベットの端に腰を掛けていた
私の方に手を伸ばして来る

ののかの手を取ると
自分の頬に当ててその上から
透真が自分の手を重ねた

「考え事でもしてたの?ののか」

「いや、ここ…素敵なホテルだし。
また…その、露天風呂が苦痛じゃない
季節に来たいなぁって考えてた…だけ。
ご飯も美味しかったし、お酒も種類あるし、
岩盤浴も綺麗だったなぁって」

「また来れば良いじゃん。
県内なんだし、何時でも来れるよ?」

「うん、そうだね、この部屋じゃない
お部屋とかも…気になるし」

「だったらさ部屋、変える?
別の部屋にも興味あるんでしょ?
どうせ、今日もさ違う
ラブホテルに行くだけなんだし。
それまでの時間、
違う部屋で過ごしてもいいけど?」

はぁーっとののかがため息をついて
それからふふふと笑った

「なんで笑う訳?」

「いや、そのそう言う発想がね
出て来る所が、透真らしいなって」

「ののか、それは朝になってから
ののかの好きに決めてくれていいけどさ。
とりあえず、夜中なんだし、寝ようよ。
寝るんだったら、そっちのベッドで寝る?」

ああ そうだった忘れてた

そっちにもベッドあるんだった

結局 さっき AV観ててそのまま
こっちのベットでしちゃって寝ちゃってたから

そっちのベット全然使ってなかったな

そのまま もそっと透真が
眠くて気怠そうにしながら
隣のベットにスライドしながら移動して行って


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