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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第7章 2月14日の話

「確かに、最初…外観見てさ
ちょっと…引いちゃってたけどさ。
このホテル…、居心地良いし
サービス良いし、コーヒーも
フードも美味しいし、いいホテルじゃん」

透真も…最初は引き気味だったけど
このホテルの口コミを信じて
ここにして良かったなって
ののかは内心感じて居て

「そうだね、他のお部屋も
全部違うハートの部屋だから
また、バレンタインじゃなくても
来ても…良いかもね?」

「でも、ののかからさ
意外過ぎるプレゼントも貰ったしさ。
バレンタインだから、
用意してくれたんでしょ?」

「うん、透真はさ、
…チョコ好きじゃないから…
何か…無いかなって…考えてたんだよ」

「ののか、ありがと」

「うん、透真が喜んでくれて良かったよ」

良かった喜んでくれてるみたいで

やり過ぎかと思って心配してたんだけど

それにしても 驚いたな


意外な透真からのお願いと言うのは…

脱がせたいなら分かるけど

あの下着を…私に

自分の手で着せたいってお願いで

「あのさ、ののか。
あの下着の事なんだけど。
そのセットになってる方の下だけ、
履いといてくれない?」

「え?あの穴が
空いてる方じゃなくていいの?」

透真の事だからそれも
何か考えがあるのかも知れないけど


お風呂を後にして
透真に指示された通りに

スケスケのベビードールとセットの

ショーツだけを

お風呂上りの身体に着けた



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