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インタビュー
第1章 プロローグ
「うしろの写真は息子さんですね?」
「はい、息子です」
「イケメンですね」
「ありがとうございます、嬉しいですw」
カメラの前で亜紀さんが優しく微笑んだ。ベッドの端にチョコンと腰掛けた亜紀さんはその瞬間、まさに母の顔だった。僕はインタビュアーとしてカメラの横で語りかけていた。10畳ほどの部屋にいるのは亜紀さんと僕、カメラに映らない隅の方に座った亜紀さんの息子蓮君だけだった。そしてベッドの後ろの壁に二枚の写真パネルが飾ってある。ここは不要なものを片付けダブルベッドだけが置かれたマンションの一室だ。

「それじゃあそろそろ…まず自己紹介をお願いします」
「はい…私は亜紀、38歳。看護師をしています」
少しぎこちないカメラ目線で亜紀さんが話し始めた。ベージュに近いピンクのワンピースにモスグリーンのシャツを羽織った亜紀さんの姿を18歳の蓮君がじっと見つめていた。


若い男性向けの雑誌の記事にある親子が紹介されたことが始まりだ。街角のイケメンを探すコーナーに蓮君の写真が掲載された。そして母親である亜紀さんも蓮君と一緒に写っていた。それを見た雑誌の編集者が若い頃の亜紀さんの知人だった。その編集者がたまたま僕の知り合いだった。その人から昔モデルをしていた女性を偶然見つけたら今も素敵な人だと聞いた。よかったら連絡してみるかと言われ連絡先のアドレスを貰った。会社勤めのかたわら売れないカメラマンと駄文を書いている僕は見せられた写真に何故か惹かれていた。翌日アドレスにメッセージを送るとしばらくして息子の蓮君から返事がきた。雑誌の記事から亜紀さんの若い彼氏と思っていた蓮君が息子さんだと知り驚いた。そしてなんどかのやりとりのあと亜紀さんに会うことができた。編集者にもらった20才ころの写真とあまり変わらないアラフォーと思えない女性が僕の目の前に現れた。


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