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『私』の掃き溜め
第95章 白髪ぼかしと…ソファーの染み…の話

その後に、カバーカラーを
乗せて貰ったんだけど。
その色が色々と質問されて
ミルクティーベージュをね
乗せて貰ったんだよね上から。
普通のヘアカラーと違うみたいで
ブリーチの後の濡れた髪の毛に
乳液みたいなのヌリヌリするだけで
色が乗るみたいだったんだけど。
普通のヘアカラーと違って
大きなハケでざくざくって塗るだけで
へぇ~って見てたんだけど。
普段が…赤い系の暖色系を
入れてるから、アッシュ系の
寒色系って全然色入らなかったのよね
やってみた事あるんだけど。
でもベースにブリーチしてるから
そのミルクティーベージュの
透明感のある色が綺麗に乗ってて。
自分でも…こんな綺麗に
乗るんだ~って感心したんだけど。
髪型はいつも通りだけど、
髪の色が…人生初みたいな色だから
凄い大幅イメチェンになったんだけど。
お家に帰って、旦那さんが
帰って来たから。何か言ってくれる
かなぁ~(*´艸`*)って期待して
旦那さんの所をちょろちょろしてたんだけど。
何も全然言ってくれない訳よね?
カットも結構切ってるから
印象は変わってるハズなのにぃ~って
思いながらちょろちょろしてたんだけど。
結局、何回は無駄に前を
通り過ぎたり廊下でハグしたりして。
アピールしたのに何も言ってくれず。
ちぇ~っと思って、作業してたら
旦那さんが…いつもお風呂に
入る時間よりもかなり早い時間に
私が作業してるお部屋に降りて来て。
ここん所、私が寝に上がる頃に
風呂に降りて来る感じなのに
今日は随分と早いなって思ってたら。
『寒いねんけど?今日。寒くない?』
って言って来てさ。
私は…作業する時は1人の時は
極力暖房器具使わない様にしてるから。
寝袋を…開いてフラットにして
それですっぽり足元を覆って
ぬくぬくして作業してるんだけど。
旦那さんが作業部屋のソファの上で
こっちに寒い寒い言って来るから
仕方ないなぁって…思って
自分が被ってたその
寝袋を持ってソファに移動して
一緒にそれを被って
ローソファでゴロゴロしてたら。
『嫁…ちゃん…拗ねてる?』
「だって…何も…言ってくれへんし…」
『こっちからは…気付いてても
いいにくい…もんなんやって。
そっちがどう?って言うてくれたら
こっちも…可愛いやんとか言えるやん?』

