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バガテル第25番イ短調 (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
164
「うわぁ、駿くんのお部屋キレイじゃん」
舞香ちゃんは部屋に入るなりそう言ってくる。
「もっと男の子の部屋って雑然というか、散らかっているイメージがあったんだけどなぁ」
そう言いながら僕の机の椅子に座る。
「あ、この参考書同じよ、あ、これも…」
キョロキョロとしながら机の上をチェックしてきた。
「ふーん…」
そして立ち上がり、部屋の周りをキョロキョロと眺めながらベッドに座る。
「なんかぁ、アイドルとかのポスターでも貼ってあるかなぁって思ってたのにぃ、何も無いんだね」
そう、部屋にはポスターの類はない、あるのはカレンダー、それも親から貰った生保の業者のカレンダーである…
「でもなんか駿くんらしいかなぁ?」
「え、らしいって?」
「え、あ、うん、サッパリとした部屋でさぁ…
逆に、嫌いなアイドルのポスターとか無くてよかったかも…」
そう笑いながら呟く。
「あ、うん、あまりアイドルとか興味無いし…」
それは本当である。
「え、そうなんだぁ…」
舞香ちゃんはそう呟きながら、ベッドの上で脚を伸ばしてきた。
陸上部で鍛えた筋肉質の脚が、ストッキングの艶と光沢でキラキラして見える…
だけど、それがマズかった…
僕は久しぶりに見るストッキング脚に目が離せなくなっていたんだ。
そして…
「ねぇ駿くん…」
「え…」
「もしかして駿くんは…
ストッキングが好きなの?」
舞香ちゃんはそう聞いてきた。
「え、あ、あ…」
僕は、舞香ちゃんに心の中を読まれてしまったみたいで、急に、ドキドキしてきてしまう。
「あ、え、いや、な、なんで?」
「だってさぁ、さっきからさぁ…
ううん、わたしが玄関に入って来た時からずうっとさぁ…
わたしの脚を見てきてるからさぁ…」
「あ、い、いや…」
僕は一気にキョドってしまう。
「最初はさぁ、脚が気になってるのかなぁって思ったんだけどさぁ…
でも普段は、そう体育の時とかもこんな駿くんの視線は感じないからさぁ…」
「あ……」
僕は言葉が返せない。
「だけどぉさっきからさぁ、ストッキングの脚先、ううん爪先とかよく見つめてきてるからさぁ…」
ストッキングが好きなの?…
舞香ちゃんの目が光った気がした。
「うわぁ、駿くんのお部屋キレイじゃん」
舞香ちゃんは部屋に入るなりそう言ってくる。
「もっと男の子の部屋って雑然というか、散らかっているイメージがあったんだけどなぁ」
そう言いながら僕の机の椅子に座る。
「あ、この参考書同じよ、あ、これも…」
キョロキョロとしながら机の上をチェックしてきた。
「ふーん…」
そして立ち上がり、部屋の周りをキョロキョロと眺めながらベッドに座る。
「なんかぁ、アイドルとかのポスターでも貼ってあるかなぁって思ってたのにぃ、何も無いんだね」
そう、部屋にはポスターの類はない、あるのはカレンダー、それも親から貰った生保の業者のカレンダーである…
「でもなんか駿くんらしいかなぁ?」
「え、らしいって?」
「え、あ、うん、サッパリとした部屋でさぁ…
逆に、嫌いなアイドルのポスターとか無くてよかったかも…」
そう笑いながら呟く。
「あ、うん、あまりアイドルとか興味無いし…」
それは本当である。
「え、そうなんだぁ…」
舞香ちゃんはそう呟きながら、ベッドの上で脚を伸ばしてきた。
陸上部で鍛えた筋肉質の脚が、ストッキングの艶と光沢でキラキラして見える…
だけど、それがマズかった…
僕は久しぶりに見るストッキング脚に目が離せなくなっていたんだ。
そして…
「ねぇ駿くん…」
「え…」
「もしかして駿くんは…
ストッキングが好きなの?」
舞香ちゃんはそう聞いてきた。
「え、あ、あ…」
僕は、舞香ちゃんに心の中を読まれてしまったみたいで、急に、ドキドキしてきてしまう。
「あ、え、いや、な、なんで?」
「だってさぁ、さっきからさぁ…
ううん、わたしが玄関に入って来た時からずうっとさぁ…
わたしの脚を見てきてるからさぁ…」
「あ、い、いや…」
僕は一気にキョドってしまう。
「最初はさぁ、脚が気になってるのかなぁって思ったんだけどさぁ…
でも普段は、そう体育の時とかもこんな駿くんの視線は感じないからさぁ…」
「あ……」
僕は言葉が返せない。
「だけどぉさっきからさぁ、ストッキングの脚先、ううん爪先とかよく見つめてきてるからさぁ…」
ストッキングが好きなの?…
舞香ちゃんの目が光った気がした。