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バガテル第25番イ短調 (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
171
「駿くんは初めて?…なのよね?…」
「う、うん…」
え、もしかして?…
もしかして、舞香ちゃんは…
初めてじゃないのか?…
「なのにもぉ、凄いんだからぁ」
「え、あ、ご、ごめん…む、夢中に…」
と、言い掛けると…
「うん…そ、そうよね…
わたしも、つい夢中になったけどさぁ…
もう、びっくりよぉ…」
あ…
僕はそんな舞香ちゃんを見て…
「は、初めてじゃ…ないんだ?」
そう、気付いたんだ。
舞香ちゃんは初めてじゃないって…
「あ…う、うん、ごめんね…
中二の時にね…
先輩の彼氏がいてね…」
「…そうなんだ…」
「あ、で、でも、キスだけよ…
キスしかしなかったのよ…」
「う、うん」
実は僕はホッとしていた…
舞香ちゃんが初めての…
ファーストキスではなかったということに…
だって、あんなにハードな、ディープなキスをつい興奮してしてしまい…
とてもファーストキスにはそぐわないキスをしてしまったから…
気にしていたから。
「あ、ご、ごめんね…」
でもそんな僕の反応が…
舞香ちゃんは初めてじゃないからと、僕が気にしてるのか…
みたいに勘違いをして謝ってきた。
「い、いや…」
違うのだが…
すると舞香ちゃんは…
「ほら、一つ上のね、野球部のキャプテンだった先輩よ…
告られて半年くらい付き合ったの…」
言い訳?…
僕が気にしていると一方的に勘違いをしてなのか、そう話してくる。
「しつこくてさぁ…
断り切れなくってさぁ…」
だけど、僕にはそんなことはどうでもよかったんだ…
「でね…き、キスだけね…あっ…」
だから僕は、そんな舞香ちゃんの口を塞ぐ意味でも、再び抱き締め…
キスをしていく…
「あ…ん…し、しゅ…ん…く…」
だって僕の方が…
僕の方が、もっと凄く、沢山…
色々と…
とても舞香ちゃんには想像できないくらいなことを…
経験しているから…
秘密が沢山あるから…
キスくらい…
キスくらいなんてことないんだから…
「駿くんは初めて?…なのよね?…」
「う、うん…」
え、もしかして?…
もしかして、舞香ちゃんは…
初めてじゃないのか?…
「なのにもぉ、凄いんだからぁ」
「え、あ、ご、ごめん…む、夢中に…」
と、言い掛けると…
「うん…そ、そうよね…
わたしも、つい夢中になったけどさぁ…
もう、びっくりよぉ…」
あ…
僕はそんな舞香ちゃんを見て…
「は、初めてじゃ…ないんだ?」
そう、気付いたんだ。
舞香ちゃんは初めてじゃないって…
「あ…う、うん、ごめんね…
中二の時にね…
先輩の彼氏がいてね…」
「…そうなんだ…」
「あ、で、でも、キスだけよ…
キスしかしなかったのよ…」
「う、うん」
実は僕はホッとしていた…
舞香ちゃんが初めての…
ファーストキスではなかったということに…
だって、あんなにハードな、ディープなキスをつい興奮してしてしまい…
とてもファーストキスにはそぐわないキスをしてしまったから…
気にしていたから。
「あ、ご、ごめんね…」
でもそんな僕の反応が…
舞香ちゃんは初めてじゃないからと、僕が気にしてるのか…
みたいに勘違いをして謝ってきた。
「い、いや…」
違うのだが…
すると舞香ちゃんは…
「ほら、一つ上のね、野球部のキャプテンだった先輩よ…
告られて半年くらい付き合ったの…」
言い訳?…
僕が気にしていると一方的に勘違いをしてなのか、そう話してくる。
「しつこくてさぁ…
断り切れなくってさぁ…」
だけど、僕にはそんなことはどうでもよかったんだ…
「でね…き、キスだけね…あっ…」
だから僕は、そんな舞香ちゃんの口を塞ぐ意味でも、再び抱き締め…
キスをしていく…
「あ…ん…し、しゅ…ん…く…」
だって僕の方が…
僕の方が、もっと凄く、沢山…
色々と…
とても舞香ちゃんには想像できないくらいなことを…
経験しているから…
秘密が沢山あるから…
キスくらい…
キスくらいなんてことないんだから…