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詩織・調教された中学生
第22章 卑劣な罠
「いやーっ!返してっ!」
自分の物ではない俺のスマホを、何故か返してと詩織は訴える。
それほど頭の中は未だに混乱しているのだろう。

俺はもっと見るように詩織に言ったが、詩織はもう見たくないと首を振る。
「詩織が見ないならいいよ。でも、俺が撮ったから俺の好きにさせてもらうよ。この動画をネットでばら撒くのも、俺の勝手だよね?」
詩織の顔から見る見る血の気が引き、唇がワナワナと震えていた。

もしこんな動画をばら撒かれたと、最悪の事態が頭をよぎり、恐ろしくなったのだろう。
「いやーっ!なんでこんなことするの!?」
「詩織は俺を裏切った。大人は怖いって言ってなかなか会ってくれなかったのに、俺より年上の男に、簡単に体を許しちゃうんだから。そんな詩織に罰を与えるよ。」
「そ、そんな...」
あまりにも自分勝手だ、我ながらそう思う。
詩織はそんな脅しに、さらに顔を引き攣らせた。
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