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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第12章 杏子 23歳
明け方近くだと思うのですが
窓に少しだけ明かるくなり始めた頃、
私は体をまさぐられる気配に目を覚ましました。
「あなたぁ~、ダメよぉ…
お客様がいらっしゃっているんだからぁ」
てっきり夫が起き出して私の体を弄ってきたと思ったんです。
「あなたぁ~だなんて…そんな色っぽい声で教授を誑(たぶら)かせたんですね」
その声に私はハッとして体を起こそうとしました。
「いいから、いいから、そのまま横になっていろよ」
夫の元教え子の二人が、いつの間にか寝室に入り込んできて私のベッドに乱入してきたんです。
「あなた達!ここはプライベート空間よ!
出ていって頂戴!!」
「お~!怒った声も可愛いねえ」
一人の男が私に覆い被さって動きを封じ込めます。
そして、もう一人は私のショーツをあっという間に脱がせてしまいました。
「やめて!大声をあげるわよ!!」
「う~ん、それは困るなあ」
そう言って脱がせた私のショーツを丸めると
私の口に押し込みました。
『このシチュエーションって…』
私の脳裏にソロキャンプでレイプされたときの事が思い出されました。
「あんな年寄りだと相手してもらえなくて、体が疼いて仕方ないんじゃない?」
パジャマの上着を左右に引っ張られて
ボタンが弾けとんで私はバストをさらけ出されました。