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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第15章 朝子 50歳

「ささっ、お風呂に入って汗を流しましょ」

安奈さんにヌードを見られて興奮して濡れちゃった事が気恥ずかしくて、私は慌てて浴室に飛び込んだ。

まるで消えない悶々とした気分を洗い流そうと、
浴室へ足を踏み入れたものの
最初に目についたものに、
思わず目を奪われてしまう。

「こ、これは…スケベイス!
ああ、やっぱりラブホテルよね…」

壁に造り付けられたラックに目を向けると、
シャンプーやボディソープとともに、
小さな袋に一回分の分量が小分けされたローション…壁にはマットが立てかけられている。

ローションでヌルヌルプレイ…
考えただけでゾクゾクしてしまう。
「…まあ、女同士じゃ関係ないわね」
浴槽に体を沈めると私の後を追いかけて安奈さんも飛び込んできた。

「朝子さん、ずるい~っ!
一緒に入りましょうよ」

「安奈さん?!」

女同士なのに濡れちゃった事に恥ずかしくて
私は安奈さんをまともに見れない。

おっぱいに蝶々が羽ばたき、
タテスジをクッキリと見せる安奈さんの裸体は
女の私から見ても眩しいほどに裸体が輝いていました。

思わず生唾をゴクリと飲み込んだ。
そして、自分の心に生まれた欲求に
素直に従ってしまいそうになりました。


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