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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第2章 三香子 49歳

あれ?まさか・・・勃起するの?

私はチ○コを凝視するも
乾燥松茸みたいな萎びたチ○コはピクリともしない

さっきまでエッチで元気な健三さんが
この時ばかりは哀れに見えて

「はい、もうおしまいよ
そんなに強く擦ったら痛くなっちゃうわ…
ね?あきらめてお風呂に入りましょうね」

「くそ~っ!
せっかく旨そうな女が目の前にいるのに
なんで、勃ってくれないのかなあ」

『旨そうな』だなんて言われて
私をモノ扱いしたからカチンと来ちゃって…
「だってもうお年だもん
しょうがないじゃない!!」と
突き放す言葉を発してしまいました。

するとショックだったのか
饒舌さが消え、しょんぼりと寡黙になってしまいました。

『少し言いすぎたかしら…』

せめてもの慰めになればいいと
スポンジで洗うのをやめて
両手にシャボンの泡をいっぱい作って
丁寧に愛撫するように健三さんの体を洗って上げた。

そしてそのまま、手で股間を洗ってあげると
驚いたことに少しだけピクリとおちんちんが動いた。

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