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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第22章 遥 26歳

「いい?挿すわよ…」

私の指は何の抵抗もなく、すんなりと尻の穴に吸い込まれました。
まんべんなく中に薬を塗り込むために、私は指をグリグリしてあげた。

「あ…!そ、そこは…!」

男なのに、女の私でさえゾクゾクするような色っぽい声が漏れた。

「どうしたの?」

「そこは…ダメです…」

どうやら私、彼の前立腺を刺激してしまったみたい。
ベッドを突き破るかのような固さでおチ○ポが勃起していました。

「どうしよう…勃起してしまいました」

治療を終えた彼はベッドでクルリと体を仰向きにしました。
股間には男らしいシンボルが背伸びをするように
ピョコピョコと前後に揺れ続けています。

「ご、ごめんなさいね」

私は急いで彼にパンツを履かせようとしましたが
あまりにも見事な勃起に見とれてしまいます。
だって…夫に入籍されてからというものは
仮面夫婦なので体に触れられることも相手の体に触れることも許されていなかったんですから…
久々に見る勃起チ○ポに私の女の部分が疼いてしまいました。

「奥さま…無理を承知でお願いします…
抜いてください…」

抜いて欲しいとおねだりを言って
とんでもないことを口走ってしまったと
彼は茹でダコのように顔を真っ赤にしていた。

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