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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第24章 早苗 33歳

「はうっ…!!」

ただ指だけの刺激に、私は敏感に声をあげてしまう。

『逝きそう…あああ…たまんない…』

指で逝きそうになっているのに
男はスッと指を抜いてしまいました。

『いやん…もう少しだったのに…』

そんな私の隠された本音を見透かしたように、
男は突然その行為に出た。
じゅるじゅるといういやらしい音が響き、
私の肉体を快感が走り抜ける。

「ああんっ…」

ベッドの横の壁一面が鏡になっていて
そこには私の股間を舐め回す男の姿が滑稽に映っていました。

私と同じように四つん這いになった男が、
濡れた美肉を飢えた獣のように
吸ってくる姿…

男の舌先で犯される自分を、
鏡を見ながらうっとりとしてしまう。
まるで自分であって自分でないような…
『いやらしい女だわ…』
まるでメス犬のように股間を男の顔に押し付けている。

私は懸命にその刺激に耐えようとした。

男の行為は繊細で、いやらしくもあった。
強引に舌をおま○こに挿入し、
濡れたヒダヒダを舐めまわす。
ペニスで貫かれるのとは全く異質の、
恥辱的な快感を与えてくれました。

「いやっ…やめてっ…」

顔面を私のアソコに擦りつけるような責めを、
男はやめようとしない。
蕩け出す蜜が男の顔を濡らすのを想像しながら、
私は無意識のうちに脚を広げていく。

「奥さん、いい匂いがしますよ」

人妻である私の羞恥心を煽るかのように、
男が卑猥なセリフを繰り出す。

「はうっ…はんっ…!」

ベッドにしがみつくような格好で、
私はそのシーツに爪で掻きむしる。
しなやかに上体を反らして、微かに乳首をシーツに擦り付ける。

急速に貞操という理念が失われ、
夫への愛情が薄れていきます。
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