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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第27章 小雪 41歳

固くなったモノを股間に感じたと思った瞬間、
指とは比べ物にならない質量のある山上さんのモノが私を貫いた。

「っはぁ…ンっ…あっあっあっ!」

「あなたのそんな声を聞かされたら、
僕は抑えが効かなくなってしまう」

「山上さん…あああっ!!ダメぇ!!」

ギリギリまで引き抜かれては奥まで突かれ、
立ったままの私はエレベーターの壁に手をついて
尻を高くせりあげて彼の打ち込みを受け止める。

私はただ、喘ぐことしか出来ない。

「ふぁぁ、あっ!あっ!ぁっ!」

「このエレベーター、何階で止まってんだろーな。もし外に人いたら、声聞こえるよ?」

「や、山上さんさん…あぁっ!もうだめっ!んぁ…」

この扉の外に誰かいるかもしれないなんて、
そんなのもう考える余裕もなくなっていて、
どんどん高ぶる快楽は私を絶頂へと導いた。

「だめッ、逝っちゃ…うっ!」

「僕も…ッ…!!」

短時間で約束通り彼は私を絶頂に導いてくれました。
果てた私は彼を締め付け、
それに応えるかのように山上さんのモノは
中で脈打ち、私の中へと熱い精を注いだ。

私達が果てたのと同時に、
暗かったエレベーターに明かりが灯り、
再び上昇を始めた。

それは高まる感情をぶつけ合った時間の終わりを意味していた。

急いで身なりを整えた瞬間、
ポーンと音がしてエレベーターの扉が開いた。

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