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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第32章 瑠奈 21歳


「童貞とわかってがっかりした?」

こんなにイケメンなのに、どうして童貞なのか不思議でしたが、
彼が嘘をついてるようには見えませんでした。

「まぁ胸は揉んだことあるけど」

やっぱり、そういう関係の相手がいるんじゃない。
ドキドキして損しちゃった…

「あ、その顔…嫉妬してくれてんの?」

「してないもん!」

お互いに見つめながら笑いあっていました。
でも、自然と笑みが消えて…

次の瞬間、彼は私の口を
唇で塞ぎ舌をいれてきました。

「んあっ、んっ、んっ」

下手かもしんないと言っていたとおり
口内を犯すような彼のキス。

でも、そんなキスでも自然と声が漏れちゃう。

すると、スルリと彼のゴツゴツした手が
服の上から私の胸に降りてきました。

「ん~!やっ、あぁん!」

私は咄嗟に彼のキスから逃れて
手足をバタバタさせ抵抗しましたが
男の人の力にはかないませんでした。

クルリと体勢を変えられ、
私が壁に押し付けられてるようになりました。

彼の大きな手は左手一本で抵抗する私の両手を、
頭の上で縛るように押さえつけて、
自由な右手でおっぱいを弄ってきます。

「ダメっ!あぁ、んっ…こんなことしないで!あんっ…」

「ダメって言いながら、その声と表情…
誘ってるでしょ?」

「誘ってなんかいないわ!え?ちょっと!!」

彼ったら、服をめくりあげて胸を揉んできたんです。ブラもずらされ乳首が彼に丸見えになっていました。

彼は興奮したのか、だんだんと手付きと息遣いが荒くなります。

私は、そんな彼を見て感じてしまい、
艶かしい声を漏らしてしまいました。

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