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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第33章 槙子 50歳
「はい、もうお仕舞いよ」
これ以上されると乱されてしまいます。
離婚するんだから、この人はもう夫じゃないんだ…
そう思えば思うほど、新たに出会った男に温泉に連れてこられて体を求められている…
そんなシチュエーションを私は頭の中で勝手に描いていました。
「あ、あん、だめよ……」
ダメよ、と私は言ったけど、「ダメ」であって
「イヤ」ではありませんでした。
「ちゃんと洗ってあげようか?
こんなにヌルヌルしちゃってるよ?」
夫の頭が開いた股間に吸い込まれるように突っ込んでくる。
舌が私のクリを突き、指で陰唇を押し広げて中を覗く。
「ほぅら、大変だぁ!温泉がアソコに侵入したのかな?中からお湯が溢れてくるぞ」
「あ、ああん…そこ、もっと…」
「えっ?もっと?俺みたいな男が、こんな綺麗な女性をいじくり回してもいいのかい?」
私は思わず夫の屈みこんだ頭に手をやって
股間に押し付けていました。
「…あなたの…ああっ、やめないで。
もっと、私のクリを舌で突いて…
それから、奥のほうは、指を…挿して…
今夜は、このお湯が濁るぐらい、あなたと愛しあいたい…」
「それはいい考えだね」
私のあえぎ声に、夫のペニスがそそりたっていた。
「指や舌だけでいいのかい?
俺は…君の中に入りたがってる」
「いいわ…来て…」
豊かなバストを揺らして私はおねだりしてしまった。
夫は温泉から立ち上がると私を洗い場の上に押し倒した。
私は腕と両脚を夫の首と背中に廻し、
からませて、久しぶりのセックスに、
心と身体を思い切り解放していた…