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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第33章 槙子 50歳


体に力が入らない。
操り人形のように自由に手足を動かされる。

再び正常位で交わりながら、
数えきれないくらい逝かされて
息も絶え絶えになる私…

夫の腰の動きが早くなってくる。
最後のラストスパートをかけてきた。

「イクよ。出すよ、槙子の…中で…いいよね?」

「中にちょうだい!あなたの熱いモノを私の中にちょうだい!」

ドロドロのおま○こをメチャクチャに突き上げる。

「イクうぅ!またイっちゃうぅぅ!」

汗を流したというのにすでに私の体は再び汗だくになって豊満な乳房が激しく踊り、眉間にしわを寄せ、歯を食いしばって耐えるしかない。
そして私に夫との最後のセックスのエクスタシーが訪れる。

それは夫も同じで、
一番奥の突き当りで肉棒が爆発した。

「…あぁぁ…子宮に染み込むぅぅぅ!!…
あなたの精子が中に入ってくるわ…」

間欠泉の様に何度も奥でしぶきを上がるのを感じながら、私は夢中で夫の唇を貪った。


そんな旅行もあっという間に終わった。

私は夫から託された離婚届を予定どおりに役所に提出した。

「これで俺たちはただの男と女だな」

駐車場に停めてあった車に乗り込むと
運転席の彼が寂しそうに言った。

「そうよ…だから…夫婦という垣根を越えて
男と女として愛し合いましょ」

運転席をリクライニングさせて、私は彼に股がった。

そう、男と女としてこれからもいろんなセックスをしてゆくつもりです。

第33章 完


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