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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第35章 日菜子 27歳
「か…彼の手、が…スカートを捲りあげて…直に私の…ショーツの…上から…大事な…ところに触れる…」
声を震わせながら、恐る恐ると読み始めるしかありませんでした。
そして、夫も読み上げるその通りの行動をとってくるんです。
彼の手がわたしのスカートの中に入り込み、
下着の上からソコに触れた。
「そのタテスジは…くっきりと溝の…シルエットを…写し出し…あ、あふっ…溢れた蜜が…布地を貼り付かせ…ぷくりと膨らんだ…クリトリスを…指先、でっ、コネはじめ…んっ…」
羞恥心は、とんでもない媚薬でした、
すでに私のソコは溶けはじめ、
読み上げる通りに濡れそぼるソコを弄られながら、私は目まいを感じながら必死に活字を追いかけた。
ぐりぐりとこねくり回すような刺激に
背筋がゾクゾクとして身震いしてしまう。
「っぁ、ひぅっ…!」
「おいおい、どこを読んでいるんだ?
そんな文字は見当たらないぞ…ほら、続けて」
「っ…そっ、れだけ、でも…じゅ、充分な、ほど、感じてしまうのに…彼はショーツの…
鼠径部から…さ、さらに刺激を与え…ようと…
ゴツゴツした…ゆ、指を私の…割れ目に…そっと沈みこま…ああ~ん!いやぁぁ!!」
仰け反って身悶えて夫の体にしがみつく。
そうなんです、夫は文章のままに、
私のショーツの脇から指をアソコに挿入してきたんです。
咥えた指をきゅんきゅん締め付けながら、
私は悶えることしか許されません。
「ゃ、んっ…も、いやぁ…!」
もどかしい刺激に体をガクガクさせて気が狂いそうなほどのたうち回った。
「もっ、と奥ぅ…!グリグリしてぇ!!」
「はは…加筆修正かい?
うん、そのほうがいやらしくていいねえ
そして、どう加筆する?」
「指、っで…ぐちゅぐちゅしてぇ…!」
夫の手首を握りしめて
指を自らこのように動かしてと、さらに奥へと導くようにぐいぐいと突っ込ませてしまいました。
けれど夫は「その表現は違うんじゃない?」と、
わざと指を私の膣(なか)で折り曲げてGスポットを刺激し始めました。