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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第37章 マイカ 19歳
「何も心配しなくていい。
離婚手続きもしてあげるし、母国へ帰りたかったら手配してあげるから」
そう言ってくれましたが
私は彼の傍から離れたくないと大胆な事を言ってしまいました。
「ホントに?本当にそう思ってくれるのかい?」
そっと彼が私の肩を抱きました。
「君さえ良ければ…その…ここでずっと暮らさないか?」
「それって…プロポーズ?」
「あ…いや…ごめん…日本人はこりごりだよね?」
「ううん…私…あなたになら…全てを捧げられます」
そう返答したら、彼は喜んでくれてキスをしてくれました。
肩を抱いていた手がゆっくりと胸へと…
「ごめんなさい!やっぱりムリ!」
「どうして?」
「だって私…醜い体にされたから」
「知っているよ…」
裁判の資料で私のヌード写真を彼は見ているから
そんなに卑屈にならなくてもいいと言ってくれた。
「本当に?」
「ああ、本当だ。外見じゃなく、僕は君の全てに惹かれたんだよ」
そう言って優しくキスをしてくれた。
母国にいる時に観光で遊びにきた日本人に
何度もいやらしいキスをされたけれど
キスひとつでアソコがぐっしょりと濡らされたのは彼が始めてでした。
「おいで…」
これまで別室で寝泊まりしていたけれど
初めて彼の寝室に招かれました。
「僕が君を幸せにしてあげる」
そう言って、とても紳士的に私の服を脱がし始めました。