この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第42章 芽衣子 37歳
生まれたままの姿を、
上から下までじっくりと彼に見つめられた。
彼は、親指で私の唇を撫でて、
目を覗きこみながら、鼻、顎、首、胸の真ん中、と指でなぞった。
その手はスルスルと私の体を滑り降りて
ついには茂みにまで達した。
そしてまた逆の順番で、額まで。
ゆっくりと。
「恥ずかしい…」
早く彼にアソコを弄ってほしくて
私は恥じらいながらも股を開いていました、
「ん?…恥ずかしいという理性が残っている割には、けっこう大胆に男を誘うじゃないか」
そんな意地悪な言い方をされて
私は、たまらずに彼に抱きつき、唇を求めた。
彼の舌が口いっぱいに広がる…
彼の舌は情愛を失くしてしまった夫の舌と違ってとても熱い。
なぜだろう…心が満たされてゆく。
熱い舌はそのまま、私の首を這ってゆく。
ゆっくり、ゆっくりと…。
「…あんっ」
彼は舌を離し、私の目をじっと見つめながら、
大きな手のひらで乳房を覆う。
もう片方の手で、太ももをゆっくり、
舐めるように撫で上げはじめる。
「ぁん」
快感に思わずのけぞった私の顎を、
彼は優しく引き戻す。
「…見せてよ。君が感じて気持ちいいと思っているその顔、ちゃんと見せて」
「ゃん…あっ…」
「こうやって…旦那の友人の男に
こんなに触られて…
無防備にそんなに気持ちよさそうな顔して…
そういうのを、不埒っていうんだよ。
ふ、ら、ち。漢字で書けるか?」
…そう叱られると、なぜだか私はめちゃくちゃ感じてしまってアソコをたっぷりと濡らした。