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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第42章 芽衣子 37歳

「ぁぁぁんっ!」

彼の太くて長い指がゆっくりと私のアソコ入ってこようとする。

「うわっ!もう、こんなになっているんだね?
君は欲張りなんだろ?
旦那がいるのに、僕のが…欲しいのか?」

「…ぃぁん、欲しい…の…」

陰唇をくすぐり、クリトリスを優しく弾いてくれる。
くちゅくちゅくちゅくちゅ、ぴん

「ぁぁぁぁぁんっ!!」

「ちゃんと口をききなさい」

「意地悪しないで…あんっ!…いじ、わる、なんだからぁ、嫌いよ…ぁっ!」

「ふ~ん…意地悪な男は嫌いなのかな?」

「…好き…だい、すき…」

「矛盾してるね。不埒だから仕方ないのかな」

ふ、ら、ち。
わかるかい?君の事を不埒って言うんだよ。

言いながら彼の唇が近づく。

私は半開きの口のまま、夢中で彼の舌を吸う。

唾液だらけで熱いそれらが絡みあい続け、
お互いの唾液をじゅるじゅると交換し始めた。

「入れて…欲しい?」

「欲しいの!欲しいのっ!」

テントの中で寝転がされて
股を大きく開かされて、彼のモノが入ってくる。

その熱さと固さに蕩けそうになる。

ゆっくり、ゆっくり。

私を味わうように、とてもスローな動き…

ゆっくりゆっくり、彼は私の中を楽しむ。

そして不意に腰の動きが変わる。

ぐるぐる…

腰を回して私の中をかき混ぜる。

ぐちゅぐちゅ…
じゅぶ、ちゃぷ…

突然、火が着いたように荒々しく
私を壊すかのように激しい突き上げ…

私の身体は、さっきからずっとたくさんの音を発している。
こんなに濡れている…
こんなに喜んでいる…

「ぁんっぁぁんぁぁんっ…
気持ちいい、のっ!熱い、のっ!
すごいの、とける、のっ!…ぃぁんっ!」

激しく強く、かきまわす。

腰を持ち上げ、突き続ける。

「ぁんっ!んん、ああああんっ…!」

私は、必死で彼の肩に爪を立てる。

遥か彼方に意識が飛ばされる気がして彼にしがみついた。

やがて身体の奥の奥に、彼の放出した熱さを感じた。

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